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アシスト日記

2016/01/12

日銀は3月19日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利の解除を決めたとテレビや新聞等でニュースが飛び込んで来ました。

利上げは2007年以来17年ぶり、マイナス金利の解除は2016年以来8年ぶりだそうです。

また、長期金利を低く抑えるための長短金利操作も撤廃し、21日から政策金利を0~0.1%として、上場投資信託(ETE)新規購入も終了しました。

世界的に異例な対応を続けてきた金融政策は、正常化に向かって大きく転換し、世の中が『金利のある世界』に戻る入り口に立ったとされています。

 

今後、マイナス金利が解除されると、私たちの暮らしはどのように変わるのでしょうか?

まず、預金の利息が増えるという分かりやすいメリットがあります。

これまで金利は0.001%で、100万円の預金につき、たったの10円の利息でした。今回の解除によって、金利は20倍の0.02%になり、100万円預けると200円の利息になります。20倍と言っても元が0.001%ですから、6~8%の利息分で旅行に行っていた時代に比べればまだまだだと思います。

 

また、金利の上昇は良いことばかりではありません。例えば住宅ローンの返済は変動金利の場合、当初の計画より増えるため、大きな負担となってきます。

仮に0.2%上昇すると、3500万円を35年ローンで借りた場合の返済総額は140万円程度増えるとされています。

 

政策転換の理由について、『物価上昇』と『賃金上昇』を確認した上で金利を上げた、と日銀は発表しています。

日本経済の命運を握る中小企業の賃上げがどこまで進むのか、政策転換後の動向に注目していきましょう。